
私は講座で砂糖のお話しをする際、三温糖は上白糖よりも選ばないでほしいと伝えています。
三温糖は、ミネラルが多い・煮物に使うとうまみが出ると言われていて、
好んで使用している方もいらっしゃいます。
色も茶色なので、精製されておらず良いものと判断してしまう方が多いのではないでしょうか。
需要も高く、上白糖よりも値段が高いのが特徴です。
実際は、上白糖と同じようにカルシウムやミネラル・ビタミンを排除したり、
素早くカラダに吸収され、急激に消費されるため、気分のアップダウンが激しくなったりと、カラダだけでなく精神的な部分にも大きく影響をすると言われています。
実は、上白糖を作る際に結晶化されなかった糖液を再度温めて作られるのが三温糖です。
三回温めて作られるお砂糖ということで三温糖という名前がついています。
(本来は3回ではないですが。。。)
ということで、あの茶色は酸化した色ということになります。
また原料を見ると『カラメル色素』と書かれているもののあるかと思いますが、
茶色の色を付けるために使われます。
カラメル色素は発がん性のある添加物だと言われていますので、
できるだけ避けるのが良いと思います。
40年間以上大手砂糖メーカーに勤めていた方からお話しを伺った時も、
三温糖については良い評価をしていなかったのが印象的でした。
砂糖も、脳の働きやホルモンの分泌などに大きな役割をしています。
砂糖をまったく摂取しないというのも、違う気がします。
使用する際はできる限り良質な砂糖を選んでいきたいですね。
(一社)国際食学協会の通信教育『食学調味料講座』の監修をしています。学ばれた方は『食学調味料アドバイザー』の資格取得も可能。私が直接指導する、資格取得講座も行っています。
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調味料エバンジェリスト(伝道師)
下倉 樹(いつき)
・一般社団法人国際食学協会 理事
(食学調味料講座 監修)
調味料を自分で選ぶチカラを育む講座、子ども・親子向けワークショップ、メーカー見学ツアーなど、調味料の魅力に迫る企画を行う。
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3姉妹の母。山梨県出身。神戸市在住。
良質な調味料を選ぶメリットについて書いています。